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BeReal(ビーリアル)で自分の位置情報はどう見える?表示の仕組みとバレないための対策まとめ

BeReal(ビーリアル)では、投稿する際にスマートフォンの位置情報(GPSWi-Fi経由の位置)を利用して「自分の位置情報」が添付されることがあります。

そのため、特に設定を変更せずに投稿すると、自分の居場所が他人に見られてしまうリスクがあるのです。

 

この機能は、リアルな瞬間をシェアするというBeRealのコンセプトに基づいていますが、プライバシーの観点からは注意が必要です。

本記事では、自分の位置情報がどのように表示されるのか、誰に見られるのか、そして非表示にするにはどうすればよいかを詳しく解説します。


自分の位置情報はどこで見られるのか?

フレンド投稿でも位置は見える

BeRealは基本的に「フレンド限定」の投稿がメインですが、投稿時に位置情報がオンになっていれば、フレンドから投稿を見た際に「〇〇市」「〇〇区」といった地名が表示されることがあります。これにより、どの地域で撮影されたのかが一目で分かるようになっています。場合によっては、地図上にピンが表示され、投稿者の居場所をより視覚的に把握できるようになります。

この仕様はリアルなつながりを重視するBeRealらしい特徴ですが、プライバシーを気にするユーザーにとっては不安材料にもなり得ます。実際に、自宅や通勤経路が知られてしまうことで不快な思いをしたというユーザーの声も存在します。

また、「ディスカバリー投稿(全体に公開)」を選んでいる場合は、さらに多くのユーザーに自分の現在地が露出する可能性が高まります。地理的に特定しやすい風景や施設が写っている場合、位置情報と合わせて非常に詳細な居場所が判断されてしまう恐れがあります。どちらにしても、「自分だけが見えている」と思い込んで投稿してしまうと、思わぬ情報漏洩につながりかねません。

具体的な表示の仕方

  • 投稿の下部や上部に「〇〇市から投稿」と表示され、閲覧者に場所を知らせる

  • 表示された位置情報をタップすると地図が開き、その地点にピンが落ちることで正確な位置が視覚的に伝わる

  • 時間帯や曜日との組み合わせにより、「この時間はここにいることが多い」といった行動パターンまで把握されてしまう可能性もある

  • 複数の投稿を並べて比較されると、職場や自宅、よく通う店などが特定されやすくなる

これらは、個人が特定される大きな手がかりとなり得ます。特に自宅付近や職場、学校などの場所が定期的に投稿に含まれると、第三者がその場所を把握するのは難しくありません。情報を意図せず共有してしまわないよう、投稿前の確認と設定の見直しを欠かさないようにしましょう。


自分の位置情報がバレるリスクとその理由

なぜ「自分の位置情報」がバレるのか?

位置情報は、スマートフォンGPSWi-Fi基地局の位置、さらにはBluetoothビーコンなどの技術を組み合わせて取得される高度な情報です。BeRealがこれらの情報を使って投稿に自動的に添付する仕組みになっているため、ユーザーが明示的に「位置情報の共有をオフ」にしない限り、投稿と一緒に現在地が送信されてしまいます。

特にBeRealは「リアルな瞬間」を記録することをコンセプトとしているため、投稿の信ぴょう性を高める目的で位置情報が有効とされがちです。そのため、意識せずにオンにしたまま投稿してしまうケースが多く見られます。

また、アプリの設定画面から位置情報の権限を無効にしていない場合、毎回投稿時に「位置情報をオンにしますか?」という確認画面が表示されることがあります。この確認を見落として、うっかりオンのまま投稿してしまうことが頻繁に起こっているのです。

行動パターンがバレる可能性

  • 毎日同じ時間に同じ場所から投稿されていると、自宅や職場の所在地が推測される

  • 特定のエリアで繰り返し投稿されることで、そのエリアが生活圏であることが分かってしまう

  • 週末になると特定の観光地や実家のある市町村から投稿していると、ライフスタイルや移動傾向も読まれる

  • 投稿時間と場所の組み合わせから、通勤ルートやルーティンが明らかになることも

これらの情報は、フレンドが投稿を日々チェックしていれば簡単に蓄積されます。蓄積されたデータが組み合わさることで、「この人は〇〇に住んでいる」「この時間はここにいる」「この施設で働いている」といった推測が容易に成立してしまいます。

また、AIやアルゴリズムに詳しい人であれば、画像解析と位置情報、時間帯情報を組み合わせて、より正確な生活パターンや個人の特定まで行うことも可能です。位置情報が単なる「場所」だけでなく、行動の「履歴」として使われるリスクがあるという認識を持つことが重要です。


自分の位置情報を非表示にする方法

1. 投稿時に「位置情報を共有しない」を選ぶ

BeRealでは、投稿直前の画面で「位置情報を共有しますか?」というオプションが表示されます。ここでオフにすることで、その投稿に位置情報が付かないようにできます。

2. スマホ側で位置情報をオフにする

iPhoneの場合:

  • 設定 → プライバシーとセキュリティ → 位置情報サービス → BeReal → 「なし」または「このAppの使用中のみ」

Androidの場合:

  • 設定 → アプリと通知 → BeReal → 権限 → 位置情報 → 「許可しない」

3. 投稿時の背景にも注意する

位置情報をオフにしても、**写真に映った背景(看板や景色)**で居場所が特定されることがあります。

  • 駅名・バス停

  • 近所のランドマーク

  • 自宅ベランダや玄関まわりの風景

これらもプライバシー保護の観点からはチェックしておきたいポイントです。


よくある質問と対策

Q1. 投稿後に位置情報だけ消すことはできる?

できません。 投稿そのものを削除しない限り、位置情報も表示され続けます。BeRealでは投稿に添付された情報は一体化して扱われているため、後から部分的に編集したり、位置情報だけを取り除くというような機能は用意されていません。そのため、位置情報を消したい場合は、該当の投稿自体を削除し、新たに位置情報をオフにして再投稿する必要があります。特にプライバシーに敏感な場面では、投稿後の確認も忘れないようにしましょう。

Q2. フレンド限定でも位置情報が見られる?

はい。 相手がフレンドであっても、投稿時に位置情報がオンになっていれば見えます。BeRealでは、投稿の公開範囲を「フレンドのみに設定」していたとしても、位置情報の設定とは別に管理されているため、フレンドにも現在地が表示されます。フレンドといえども、相手がどのような意図で投稿を見るかは予測できないため、必要に応じて非表示設定を徹底しましょう。

Q3. 自分にだけ見えている投稿でも記録は残る?

アプリ内部では位置情報付きで保存されている可能性があります。 たとえ非公開設定の投稿であっても、アプリの内部データとしては位置情報が添付された状態でサーバーや端末に保存される可能性があります。将来的な機能追加や不具合時に、その情報が別の形で活用されるリスクもゼロではありません。完全に情報を残したくない場合は、あらかじめ投稿時に位置情報の共有をオフにしておくのが確実です。


まとめ:BeRealでは「自分の位置情報」も慎重に管理を!

BeReal(ビーリアル)はリアルな自分を表現するためのSNSですが、「リアルさ」と「プライバシー」は常にトレードオフの関係にあります。

投稿時に位置情報をオフにするクセをつける、スマホの設定から事前に無効化しておく、背景に気を配るなどの小さな工夫で、自分のプライバシーはしっかり守ることができます。

リアルな日常を安心してシェアするためにも、「自分の位置情報」には常に注意を払ってBeRealを活用していきましょう。