BeReal(ビーリアル)は「映え」を意識せず、日常のリアルな瞬間をシェアできるSNSです。
通知が来たタイミングで写真を撮影し、友達と共有するシンプルな仕組みですが、大学生にとっては特に相性が良いアプリといえます。
授業やサークル活動、アルバイトや一人暮らしなど、大学生活はイベントが多く、自然体な瞬間を切り取れることが大きな魅力です。
大学生がビーリアルを使うメリット
友達とのつながりが深まる
大学生は日々多くの人と関わります。ビーリアルを通じて友達の今の様子を知れることで、自然に会話が広がります。たとえば「昨日のビーリアルで図書館にいたよね?」といった話題がきっかけで交流が深まりやすくなります。また、遠く離れた高校時代の友達や、海外に留学している仲間ともリアルタイムで近況を知ることができ、物理的な距離を超えて関係性を維持できるのも大きな魅力です。学部や学年を越えて繋がりが広がることもあり、ビーリアルは大学生活のネットワーク形成にも役立ちます。
飾らない姿をシェアできる
Instagramのように「いい写真を撮らなきゃ」と気負う必要がなく、食堂でご飯を食べている瞬間や、レポートに追われている姿など、ありのままの生活をシェアできます。これが大学生同士の親近感を強める要因になっています。さらに、深夜にゼミの課題をしている様子やアルバイト後の疲れた表情など、普段はSNSに載せない瞬間を共有することで「同じように頑張っているんだ」と共感が生まれやすくなります。これにより、SNSでのやり取りが単なる写真の共有にとどまらず、励ましや支え合いの場として機能することもあります。
コミュニティの活性化
サークルやゼミのメンバーでビーリアルを使うと、活動以外の日常も共有できるため、より親密なコミュニティが築けます。特に地方から出てきて一人暮らしをしている学生にとって、ビーリアルは孤独感を和らげる役割も果たします。例えば、同じサークルの仲間が自宅で料理をしている様子や勉強をしている姿を見て「次の練習後に一緒にご飯を作ろう」といった自然な企画につながることもあります。また、ゼミの仲間同士で課題に取り組んでいる瞬間を共有すれば、お互いの努力を見守れるので連帯感が強まり、学習意欲の向上にもつながります。
大学生ならではの使い方
授業中のワンシーン
ビーリアルの通知が授業中に来ることもあります。教科書やノートを撮影するだけで、その日の学びの記録にもなります。ただし、授業中のマナーには注意が必要です。時にはゼミ発表の準備をしている風景や、友達と一緒にレポートを仕上げている瞬間なども共有され、勉強の様子をリアルに伝えることができます。
サークル活動やイベント
練習風景や飲み会の自然な瞬間を切り取れるのがビーリアルの魅力です。集合写真よりも、普段の雰囲気を伝えやすい点が大学生に好まれています。例えば文化祭の準備中に段ボールを運んでいる様子や、合宿で深夜まで話し込んでいるシーンなど、形式ばらない日常の断片がそのまま思い出になります。サークル内で「今日のビーリアルは面白かったね」と話題にすることも多く、イベント後の振り返りにも役立ちます。
一人暮らしの様子
自炊の料理や部屋のインテリアなどを気軽にシェアできます。家族や高校時代の友達にも大学生活を伝えるツールとして活用できます。さらに、洗濯物を干している様子や試験前に机に積み上がった参考書の山なども映り込みやすく、一人暮らしのリアルさを実感させる投稿になります。特に離れて暮らす家族からすると、学生の健康的な生活が確認できる安心材料にもなります。
アルバイト先での投稿
アルバイトの合間にビーリアルを投稿する学生も多いです。同じように働いている仲間と「リアルタイムの瞬間」を共有する感覚が楽しいと感じる人もいます。飲食店で料理を運んでいるシーンや、塾講師として授業準備をしている場面など、普段のSNSには載せにくい仕事の一面を自然に切り取れるのも魅力です。また、シフト終わりに「お疲れさま」と声を掛け合うきっかけにもなり、バイト仲間との絆を深める役割も果たしています。
注意点とデメリット
授業中のマナー
静かな講義中にシャッター音が響いてしまうと周囲の迷惑になることがあります。必ず環境を考えて投稿しましょう。特に試験直前の緊張感のある場や、教授が重要な説明をしている時にカメラを起動すると、友達や先生からの印象が悪くなることもあります。どうしても投稿したい場合は、通知が来ても落ち着いた場所に移動してから撮影するなど工夫が必要です。大学によっては授業中のスマホ使用に厳しい規則があるため、規則違反にならないよう細心の注意を払いましょう。
個人情報や周囲への配慮
学生証やレポートなど、個人情報が映り込まないように注意することが大切です。また、他人が映り込む場合は相手の許可を取るよう心がけましょう。例えば、図書館や研究室で撮影するときに友達や他の学生の顔が映ってしまうこともあります。公開範囲が「友達のみ」であっても、相手にとっては望ましくない場合があるため、投稿前に確認する姿勢が信頼関係を守ります。さらに、背景に掲示板や成績表などが写り込むと予期せぬトラブルになる可能性があるため、撮影前に周囲を確認する習慣を持ちましょう。
SNS疲れを防ぐ
毎日通知が来るので「投稿しないといけない」というプレッシャーを感じる学生もいます。ビーリアルは義務ではなく、自分のペースで使うことが大切です。無理に毎回投稿しなくても、友達とのつながりが途切れることはありません。むしろ、負担を感じてまで続けてしまうとSNS疲れが加速し、大学生活全体に悪影響を及ぼす可能性もあります。例えば、レポート提出前やアルバイトで忙しいときは、あえて投稿をスキップする判断も大切です。SNSは生活を彩るツールであり、心の余裕を失わせる存在になってはいけません。
ネット上での公開範囲
ビーリアルには「友達のみ」や「公開」などのオプションがあります。大学生同士であっても、不特定多数に見られる設定には注意しましょう。公開設定を安易に選んでしまうと、知らない人に生活の一部を覗かれるリスクが生じます。特に一人暮らしの学生の場合、自宅の場所や生活リズムが推測される可能性もあるため危険です。友達限定でも、広い範囲にシェアされることを意識し、必要に応じて特定の友達にのみ見せる設定を活用しましょう。また、将来就職活動の際にSNSアカウントを調べられるケースもあるため、軽率な投稿が後々の不利益につながらないよう気をつけることも重要です。
ビーリアルが大学生活にもたらす効果
ビーリアルは大学生活をより「リアル」に記録できるSNSです。授業・サークル・アルバイト・一人暮らしの瞬間を自然に共有することで、友達とのつながりが強まり、思い出も増えていきます。また、写真を見返したときに「そのとき何をしていたか」が鮮明によみがえるため、大学生活のログとしても役立ちます。さらに、毎日の記録が積み重なることで、卒業時には4年間のストーリーアルバムのような役割を果たします。例えば、1年生のときに友達と撮った何気ない一枚と、4年生で同じ仲間と撮った写真を比べれば、成長や環境の変化を実感できるでしょう。ビーリアルは単なるSNSにとどまらず、大学生活の心情や雰囲気を映し出す「時間の鏡」となり、将来的に懐かしい思い出を振り返る大切な手がかりになります。
まとめ
大学生にとってビーリアルは、インスタやX(旧Twitter)のように「映え」や「拡散力」を意識せず、自然体な日常を友達と共有できるツールです。使い方によっては大学生活の記録にもなり、コミュニティのつながりを深めるきっかけにもなります。マナーやプライバシーへの配慮を忘れずに、無理のない範囲で楽しむことが大切です。