BeReal(ビーリアル)では、ユーザーの「リアルな今」をシェアするというアプリの特性上、投稿は24時間限定で表示されるのが基本です。
そのため、通常は前日の投稿を遡って見ることはできません。
しかし、特定の条件を満たすことで前日の投稿が見られるケースもあります。
この記事では、その方法や仕組み、注意点について詳しく解説します。
BeReal初心者にもわかりやすいように、画面操作や注意すべき点まで丁寧に紹介していきます。
BeRealの投稿の仕組みとは?
BeRealでは、1日1回だけ通知が届き、ユーザーはそのタイミングで2分以内に写真(内カメラ+外カメラ同時)を撮影し、投稿します。この2分という制限時間が、ユーザーの「今」を捉えるというコンセプトを強調しており、加工や演出なしのリアルな投稿を促すポイントとなっています。通知のタイミングは毎日変わるため、予測できず、その分だけリアルな瞬間が投稿されやすくなっています。
この特徴が他のSNSとの大きな違いで、リアルな日常をありのままにシェアすることが目的です。以下のような仕様があります:
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投稿は基本的に24時間だけ友達に表示される
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24時間を過ぎると、自動的にフィードから消えてしまい、他人からは見えなくなる
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投稿後に再編集や修正は不可(再投稿は可能。ただし「遅れて投稿した」ことが表示される)
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過去の投稿は**自分の「思い出(Memories)」**としてアプリ内に保存され、カレンダーで振り返ることができる
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投稿には撮影時間や撮影遅れのマークがつくため、投稿のリアルタイム性が視覚的にもわかる
このように、投稿が短期間で消えることにより、ユーザーの「今この瞬間」のリアルな生活を切り取る設計になっています。その結果、SNS疲れの一因となる「映え競争」や「過剰な演出」から解放され、自然体のコミュニケーションが可能になります。また、ユーザー同士がお互いの生活をより深く理解し合うきっかけにもなるのです。
自分の前日の投稿を見る方法
1. Memories(思い出)機能を使う
BeRealでは、自分自身の過去投稿は「Memories」機能で確認できます。これはカレンダー形式で日付ごとの投稿を視覚的に整理し、タップするだけでその日の投稿をすぐに呼び出せる便利な機能です。日記のように過去の出来事を振り返ることができるので、ライフログとして活用している人も多いです。
操作手順:
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ホーム画面左上のプロフィールアイコンをタップ
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プロフィール画面で「思い出(Memories)」を選択
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カレンダー表示から前日の日付をタップして投稿を閲覧可能
この機能を使えば、前日だけでなく、数週間前、数か月前のBeRealも確認可能です。さらに、各投稿には投稿時間や遅れマーク、位置情報などの詳細が付随して表示されるため、その日の状況をより正確に思い出すことができます。また、年ごとにスクロールして過去の履歴をざっと確認することもできるので、長期的な記録の可視化にも最適です。
2. ギャラリーやスマホの写真アプリを使う
BeRealの設定で「写真を自動保存」にしている場合、投稿された写真はスマホのカメラロールにも保存されます。これはMemoriesとは別ルートで確認できる方法であり、特にアプリに不具合があった場合やMemoriesが無効になっている場合でも、写真を確認できる安全策になります。
BeRealアプリ外でも保存されていることで、Memoriesが無効だった場合のバックアップにもなります。加えて、クラウドストレージ(GoogleフォトやiCloudなど)と連携しておくことで、端末を変えた際にもデータを引き継ぐことができるため、重要な思い出を失わずに済む点でも安心です。
他人の前日の投稿を見ることはできる?
結論から言えば、他人の前日の投稿を見ることはできません。
BeRealは「その日その瞬間」をシェアするSNSであるため、以下の理由で前日の他人の投稿は表示されません:
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フィードには当日の投稿しか表示されない
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投稿は24時間後に自動的に非表示になる
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他人の「思い出(Memories)」は見ることができない
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投稿者本人にしか保存や履歴を閲覧する権限がない
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プライバシー保護の観点から、過去の共有は制限されている
このように、BeRealはその日の投稿をリアルタイムで共有することに主眼を置いており、後から見返すための設計にはなっていません。過去の投稿を共有することが可能になると、SNSとしての「リアルタイム性」や「ライブ感」が損なわれてしまう可能性があるため、意図的に制限されているのです。
ただし、以下のような例外も存在します:
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他人が前日のBeReal投稿をスクリーンショットで保存し、それをSNSやチャットでシェアしてくれた場合。これは非公式な方法ですが、事実上の共有手段として利用されることがあります。
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非公式ツールやサードパーティアプリを使って情報を取得する(ただしセキュリティリスクやアカウント停止の可能性あり)。BeRealの利用規約に違反する恐れがあるため、あまり推奨はされません。
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撮影された写真が他のSNS(InstagramやXなど)に転載されていた場合、そこから内容を知ることができる可能性があります。
いずれにしても、他人の過去投稿は基本的に「その場でしか見られないもの」として設計されている点を理解し、リアルタイムの交流を楽しむのがBeRealの正しい使い方といえるでしょう。
前日の投稿を残しておくための設定
前日の投稿を見返したい、あるいは将来的に思い出として残しておきたいという場合は、保存設定をしっかり確認しておく必要があります。BeRealはリアルタイムでの共有を重視していますが、自分の投稿を記録しておくことで、後から振り返る楽しさが増します。旅行中や記念日など、特別な1日を形に残すためにも、以下の設定を事前に確認しておくと安心です。
1. BeRealアプリ内での保存設定
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BeRealアプリの「設定」メニューにアクセス
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「自動保存」オプションをONにする
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保存先をスマホのカメラロール(ギャラリー)に設定しておくことで、自動的に毎日のBeReal投稿が保存されます
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写真だけでなく、キャプションや投稿時間も一部記録されるため、振り返りがよりリアルになります
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保存がうまくいかない場合は、アプリの権限設定(写真アクセス許可など)を見直してみましょう
2. 手動保存方法
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投稿直後に表示されるメニュー「…」をタップ
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表示されるオプションから「このBeRealを保存」を選択
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高画質での保存が可能なので、SNSに再投稿したり、印刷してアルバムに残すといった使い方もできます
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自動保存がうまくいっていない場合の保険として、手動保存も併用すると安心です
3. Memoriesを有効化する
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BeRealアプリの「プロフィール」→「設定」から「Memories」機能の有無を確認
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「Memories」がオフになっていると、過去の投稿がアプリ内に記録されません
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オンにすると、カレンダー形式で投稿履歴を一括管理できるようになります
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投稿ごとに写真、時間、位置情報、遅延投稿マークなどが表示されるため、詳細な振り返りに最適です
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投稿を後日見返したいという人には、必須の機能といえるでしょう
よくある誤解と注意点
前日の投稿が消えたのはバグ?
→ いいえ、BeRealの仕様です。投稿から24時間が経過すると、自動的にフィードから非表示になります。これはリアルタイム性を重視するBeRealの基本的なルールであり、「その日のうちにしか見られない」ことで、日常の瞬間を大切にする文化が生まれています。また、投稿が見られなくなったことで驚いてしまう人もいますが、これはシステム上の不具合ではなく、意図された挙動です。
投稿を削除するとMemoriesからも消える?
→ はい、削除すれば完全に消去され、思い出からも削除されます。一度削除してしまうと、復元はできませんので注意が必要です。間違えて投稿した場合や、見せたくない内容を含んでいた場合などに削除することは可能ですが、その場合でもMemoriesには保存されなくなります。過去の記録として残しておきたい場合は、削除前に端末への保存をおすすめします。
他人の投稿を保存できる?
→ 公式には不可。スクリーンショットなどを使うしか方法はありませんが、相手には通知されることがあります。BeRealではプライバシー保護のため、他人の投稿を保存・共有する手段は制限されています。スクリーンショットを撮った場合、相手に「○○があなたの投稿のスクリーンショットを撮りました」と通知が届くため、気軽に保存することは避けたほうが無難です。また、外部アプリを使って保存を試みることは、利用規約違反となる可能性がありますので注意が必要です。
BeRealのリアルタイム性を活かすコツ
前日の投稿にこだわりすぎると、BeReal本来の楽しさが薄れてしまう可能性もあります。BeRealは、その日のリアルな瞬間を友達と共有することにフォーカスしたSNSであり、タイムラインのように過去をさかのぼって見ることを前提に設計されていません。
BeRealでは「今この瞬間」を共有し合うことで、友達と自然なつながりを楽しむSNSです。前日分を振り返るよりも、毎日その場で投稿すること自体を習慣化するのがベストです。そうすることで、投稿のハードルも下がり、日常の中に溶け込んだ自然な使い方ができるようになります。
たとえば、朝起きた瞬間、ランチタイム、通勤途中、部屋でのんびりしているときなど、何気ない時間にBeReal通知が来ることで、特別ではない日常が記録として残っていきます。そのリアルな断片の積み重ねが、後で見返したときに「こんな日もあったな」と思える大切な思い出になるのです。
また、BeRealには以下のようなメリットもあります:
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SNS疲れを防ぐ「1日1回限定」の手軽さ
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加工なしの自然なコミュニケーション
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時間に縛られないシンプルな設計
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投稿しないと他の人の投稿が見られない設計により、参加型の文化が育ちやすい
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他人のリアルも見ることで、無理に「映える」必要がなくなる安心感
日々の記録を残すのであれば、Memories機能をフル活用し、BeRealの体験を思い出として蓄積していくのが賢いやり方といえるでしょう。さらに、その日の感情や出来事を一緒に記録しておくことで、自分だけのライフログツールとしても機能させることができます。
まとめ:前日の投稿を見たいときは準備がカギ
BeRealでは、基本的に他人の前日の投稿は見ることができません。一方で、自分の投稿に限っては「Memories」やスマホのカメラロールを通じて簡単に見返すことが可能です。
前日の投稿を残しておきたい場合は、事前に保存設定を有効にし、思い出機能を活用しておくことが重要です。BeRealのリアルタイム性と一瞬の価値を楽しみながら、記録としても活用していきましょう。