BeReal(ビーリアル)を利用していると、投稿画面やフィード、メモリーに「時間表示」が出てきます。
この記事では、「ビーリアルの時間表示」に関する仕組みや表示の違い、注意点を詳しく解説します。
結論:BeRealの時間表示は大きく3つの段階で異なり、それぞれに特徴と注意点があります。理解しておくことで、自分の投稿がどのように見えているのかを正しく把握できます。
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撮影画面:通知後には「2分のカウントダウン」が表示され、このカウントダウンはBeReal特有の緊張感を演出します。撮影者に即時性を促し、その日の瞬間を逃さず記録するよう促す役割があります。オンタイムを狙う人にとっては非常に重要な表示であり、ここでの2分が他のユーザーとの比較にも直結します。
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投稿後(フィード上):撮影後にフィードに反映されるとき、「オンタイム」または「◯分遅れ/◯時間遅れ」と表示されます。さらに一部の端末やUIでは「◯分前」といった相対時間で表示されるケースも確認されています。つまり、友達が見たときに「その瞬間をとらえたのか、それとも時間が経ってから撮ったのか」が一目で分かる仕組みになっています。この表示はSNS上での信頼性や“リアルさ”を支える要素でもあり、BeRealならではのユニークな設計です。
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メモリー(Memories):ここでは「撮影した時刻」ではなく「通知が来た日付」で記録・並び替えが行われます。たとえば深夜に通知があり、翌日の朝に撮影したとしても、その投稿は前日分として整理されます。このため利用者によっては「日付がズレている」「おかしい」と感じることがありますが、実際には仕様上の正しい動作です。メモリーを見返すときには「いつ通知が来たか」を基準に見直すことがポイントになります。
このように、BeRealの時間表示は単なる時刻表示ではなく、ユーザーの行動を可視化し、プラットフォーム全体の“リアルさ”を演出する重要な要素です。仕組みを正しく理解していないと、「時間表示がずれている」「おかしい」と感じやすいため、注意深く把握しておく必要があります。
1. 撮影画面での時間表示(通知〜2分カウント)
BeRealは1日1回、ランダムな時間に「Time to BeReal」という通知を送ってきます。通知を開くと、アプリの撮影画面に**「2分のタイマー」**が表示されます。このタイマーは単なる時間制限ではなく、ユーザーにその瞬間を逃さず切り取ることを促す心理的な仕掛けでもあります。
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この2分間で撮影・投稿すると「オンタイム」扱いになります。オンタイム投稿は友達から見たときに「本当にその瞬間を共有した」ことが明確に伝わり、リアル感を高めます。
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2分を過ぎても投稿は可能ですが、その場合は「遅れて投稿」と見える仕様です。この遅れ表示は数分から数時間、場合によっては丸1日以上になることもあり、どの程度リアルタイム性が保たれていたかが一目で分かります。
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ペナルティはありませんが、友達に「◯分遅れ」と分かるようになっているため、オンタイムかどうかを気にする人にとってはちょっとしたプレッシャーになります。逆に、あえて遅らせて投稿することで「自由に使うスタイル」を表現するユーザーもいます。
この「2分間」という制限は、BeRealらしい“リアル感”を演出する大きな特徴です。同時に、他のSNSにはない「時間に縛られる感覚」を生み出しており、毎日の利用にちょっとした緊張感や遊び心を与えています。さらに、通知が来たシーンが仕事中なのか、移動中なのか、あるいは食事中なのかによって、ユーザーのライフスタイルが自然に切り取られる点もユニークです。この仕組みのおかげでBeRealは「作られた投稿」ではなく「ありのままの瞬間」を共有する文化を維持しています。
2. 投稿後の時間表示(オンタイム/遅れ)
撮影・投稿後、フィードには時間に関する表示が出ます。これは単に数字やラベルを表示するだけでなく、他のSNSにはない“時間の透明性”を提供しており、友達同士で互いの行動タイミングを可視化する重要な役割を果たします。
オンタイムの場合
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通知から2分以内に投稿すれば「オンタイム」と表示されます。
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オンタイム投稿は「即時に反応した」ことが友達に伝わるため、もっともBeRealらしい使い方です。
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特に学生や仲間内で「誰が一番早くオンタイム投稿できたか」を競う遊び方も見られ、時間表示は一種のゲーム的要素としても機能しています。
遅れた場合
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2分を過ぎて投稿すると「◯分遅れ」「◯時間遅れ」と表示されます。
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たとえば「19時間遅れ」と出れば、ほぼ翌日に撮影したことが一目で分かります。
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この遅れ表示は、ユーザーがどれだけ柔軟にアプリを使っているかを表すシグナルでもあり、「リアル感」を厳格に守る人と自由に使う人とのスタイルの違いが浮き彫りになります。
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また、長時間遅れて投稿することで「その日の出来事をあとから振り返り的に共有する」という利用法も可能になり、BeRealのカジュアルさを支えています。
相対時刻表示になる場合
2025年現在、一部の画面や端末では「19時間遅れ」ではなく「3分前」「5時間前」といった相対時間で表示されることがあります。これはUIの変更やA/Bテストによる差異と考えられています。内部の「オンタイム/遅刻判定」自体は変わらないので安心してください。
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相対表示は、他のSNSと同じ感覚で「いつ投稿されたか」を直感的に理解できるメリットがあり、従来型の「遅れ時間」表示より受け入れやすいユーザーもいます。
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一方で、相対時刻表示に慣れていない人にとっては「自分がオンタイムだったのかどうか」が分かりにくいと感じることもあり、SNS体験に違った印象を与える可能性があります。
3. メモリーでの時間表示(通知日基準)
BeRealには「Memories(メモリー)」機能があり、過去の投稿が保存されます。ここで重要なのは、メモリーは撮影時刻ではなく通知日で整理されるという点です。つまり、実際にカメラを押した時間ではなく「アプリからその日通知が届いたタイミング」が基準になります。
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例:8月15日に通知が来たが、実際には8月16日に撮影した → メモリーでは「8月15日」の投稿として記録される。
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そのため、「時間表示が1日ずれている」と感じても仕様どおりです。
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ユーザーによっては“昨日の夜更かし投稿”が翌日の午前に行われても、前日の枠に整理されるため、日付が意図と違って見えることもあります。
この仕様は、毎日の記録を「その日通知があった日」として一貫して管理する狙いがあります。したがって、実際の撮影が翌日になったとしても、その日の思い出としてまとめられるのです。
旅行や時差の影響
海外に行ったときや、時差のある地域でBeRealを使うと、通知が現地時間に合わせて届くため、メモリーの日付と実際の体感時刻にズレが生じることがあります。これにより「自分では16日の朝に撮影したつもりが、アプリ上は15日扱い」といった現象が起こります。慣れないとバグのように思えますが、これはBeRealの設計上の仕組みであり、仕様どおりです。
表示の誤解とユーザー体験
利用者が混乱しやすいのは、「メモリーの基準が通知日」であることを知らない場合です。多くの人は「撮影した日」で整理されると思い込むため、実際に確認したときに「なぜ前日扱いなのか」と疑問に感じます。しかしこのルールを理解すると、メモリーが一貫して“その日のBeReal”を記録するためのアルバム機能だと気づくことができます。
この仕組みを知らないと、旅行や時差のある国で使った際に混乱するケースがあります。特に長期旅行の記録を残す際は、通知基準で整理されることをあらかじめ理解しておくと安心です。
4. 詳細な時間表示や統計の見方
投稿には簡易的な時間表示だけでなく、詳細情報を確認できる方法も用意されています。これは単に数字を確認するだけではなく、ユーザー体験を深く理解し、友達とのやり取りを分析する手段としても役立ちます。
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投稿のタイムスタンプや位置情報をタップすると、詳細画面に移動します。ここではより正確な時刻データが確認でき、通常のフィード表示よりも細かい情報を把握できます。
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詳細画面ではコメント数、リアルモジ(RealMoji)、リテイク(再撮影)数などもまとめて確認できます。これにより「どのくらいの人が自分の投稿に反応したか」「何回撮り直したか」といった指標が一目でわかります。
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さらに、閲覧者のプロフィールやタイムゾーンによって見え方が異なる場合もあり、その違いを把握することができる点も重要です。例えば、日本のユーザーと海外のユーザーでは同じ投稿でも相対時間の表示に差が出るケースがあります。
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詳細画面を活用すると、単に「何分前に投稿した」というレベルを超え、行動の傾向や友達との関係性を分析する材料になります。特定の友人がどの時間帯にリアクションをしやすいかなども把握できるようになるため、交流のタイミングを考える上でも役立ちます。
このように、時間表示が曖昧に見えても詳細画面を開けばより正確で豊富な情報を得られます。単なる時間の確認を超えて、BeRealの使い方をさらに深めるきっかけになるのです。
5. 時間表示が「おかしい」と感じたときの対処法
BeRealの時間表示は仕様どおりであることが多いですが、ときに「ズレている」と思う瞬間があります。そんなときは以下をチェックしてください。これらは単なる確認作業にとどまらず、アプリをより安定して使い続けるための基本的なメンテナンス習慣にもなります。
① タイムゾーンの設定を確認
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プロフィール → 設定 → Time Zone/Region
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海外旅行や引っ越し後にズレが起きやすいので、必ずスマホの自動時刻設定と合わせましょう。
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また、現地時間とアプリ内部のタイムゾーンが一致していないと「オンタイム/遅刻」の計算がずれます。通知と撮影の差が大きく見える場合は、この設定をまず疑うのが鉄則です。
② アプリを再起動
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キャッシュの影響で表示が一時的におかしいことがあります。
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完全終了して再起動するだけで直るケースが多いです。
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さらに、端末を再起動することで内部の時刻同期がリセットされ、表示が安定することもあります。特に数日間アプリを閉じっぱなしにしていたときに有効です。
③ ネットワークの安定化
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メモリーや時刻表示が読み込まれない場合、通信環境を変えると改善することがあります。
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サーバーとの同期が不安定なまま投稿すると「遅延が極端に長い」ように見える場合があるため、なるべく安定した通信環境で利用するのが安心です。
④ アプリやOSのアップデートを確認
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古いバージョンのBeRealやスマホOSを使っていると、表示の不具合が発生することがあります。
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アプリストアで最新版を確認し、必要に応じて更新しましょう。OSアップデートも同様に重要です。
⑤ サポートに問い合わせる
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上記を試しても改善しない場合、公式サポートにスクリーンショット付きで報告するとよいでしょう。特定の端末やバージョン依存の不具合がある場合、早期に修正される可能性があります。
6. よくある質問(FAQ)
Q. 2分過ぎても投稿できる?
A. はい、できます。表示上「遅れて投稿」になるだけで、利用制限やペナルティはありません。むしろ、多くのユーザーは数分遅れで投稿するのが日常的であり、オンタイムで投稿する人のほうが少ないといわれています。オンタイムを目指すか、遅れて投稿するかはユーザーの自由であり、それぞれに楽しみ方があります。友達同士で「今日はオンタイムだった」「今日は遅れちゃった」と話題になることも多く、時間表示は交流のネタにもなります。
Q. 旅行中に時差で時間表示がおかしいのはバグ?
A. バグではなく仕様上の挙動です。通知の地域設定に基づいて「遅れ時間」が計算されるため、時差によってずれて見えることがあります。たとえば、日本からヨーロッパに渡航した場合、日本時間での通知と現地時間での撮影が食い違うため、「◯時間遅れ」が極端に長く表示されることがあります。これはサーバー側の基準によるもので、ユーザーの設定や端末の不具合ではありません。もし表示が気になる場合は、アプリの設定画面でタイムゾーンを再確認するのがおすすめです。
Q. 過去の投稿を見直したら日付が違うのはなぜ?
A. メモリーは通知日の基準で整理されるため、翌日に撮影しても前日の日付で保存されます。例えば「8月15日の通知を16日に撮影した場合」でも、メモリー上は8月15日として整理されます。これは、1日1回の通知に対して1つの投稿を紐づけるという設計思想によるものです。ユーザーによっては違和感を覚えるかもしれませんが、毎日のアルバムを均一に整える仕組みと理解すると納得できるでしょう。さらに、通知日基準にすることで「その日の記録」が途切れずに整理されるため、長期的に見返したときに一貫した日次アルバムとして楽しむことができます。
まとめ
BeReal(ビーリアル)の時間表示は、
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撮影画面では「2分カウントダウン」
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投稿後は「オンタイム/遅れ」または「相対時刻」
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メモリーでは「通知日基準」
という仕組みで成り立っています。表示がずれて見えるときは、タイムゾーンやアプリの挙動を確認すれば解決できます。
「時間表示」を正しく理解しておくことで、BeRealをより安心して楽しむことができるでしょう。